【超簡単】為替介入するとどうなるか小学生でもわかりやすく解説してみた!

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24年ぶりに1ドル150円超となるドル高円安に見舞われた日本。

引用:外為どっとコム 為替チャート

歯止めがかからないドル高円安を是正するため、直近では9月と10月に計3回、日本銀行による為替介入が行われました。

テレビや新聞でドルが高くなっている報道を耳にされた方もいるでしょう。

「そもそも為替ってどういう意味?為替介入ってどういう意味?言葉が難しいし、よくわからない。」と感じている方が多いと思います。

今回は子どもでもわかるように為替介入について解説していきたいと思います!

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そもそも為替って何?

為替とは簡単に言うと、お金を直接使わず移動することです。

身近な例では、給料が口座に入る、月々のスマホ料金を口座から引き落とす、カードで買い物をして口座から引き落とすなどの手続きのことを指します。

私たちの身近にある銀行が為替の仕事をしています。

日本では、江戸時代から為替という取引が始まったと言われています。

昔は、江戸の商人が両替商にお金を渡して証書のようなものを発行してもらい、その証書を受け取った大阪の商人が指定の両替商に証書を持ち込むとお金がもらえました。

現在でいうと、両替商は銀行のことであり「振込」や「送金」という手続きを意味します。この手続きを内国為替と呼びます。”        参照:auじぶん銀行HP

                             

日本銀行が為替介入をした背景として「外国為替」が大きく関わっています。

外国為替とは自国の通貨(円)と相手国の通貨(ドル、ユーロ等)を交換することを意味します。

外国為替は実は利用したことがある方がたくさんいます。

例えば、海外旅行に行くときは円から外国通貨に交換します。帰国するときは外国通貨から円に変えますよね。意外と身近で利用している取引なんです!

為替介入って何するの?為替介入はなぜ必要?

                                                   

最近行われた為替介入とは、日本銀行が外国為替市場でドルを売り円を買うという取引のことを言います。

なぜ、このような取引をするかというと急激なドル高円安の速度を抑えるためです。

ドル高円安の流れが止まらない大きな理由のひとつは、日本とアメリカの金利差が拡大したからです。

アメリカはインフレ(モノの値段が上がること)対策のため利上げを行っています。低金利の円より高金利のドルに預けた方がお金が増える期待を持てますよね。そのため世界的にドルの人気が高まりました。

他には、ロシアのウクライナ侵攻により物の流れがスムーズにいかず、物価が上昇したことも要因とされています。

行き過ぎたドル高円安は日本経済の景気悪化を招きかねないと心配されています。

危機感をつのらせた日本政府は日本銀行に為替介入を指示し、この流れを食い止めようとしました。

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【超簡単】為替介入するとどうなるかわかりやすく解説!

為替介入をすることにより、為替が円高に傾くと、輸入品のコストを下げる効果が期待できます。

                                  

円安は輸出する会社にとっては追い風になりますが、日本はエネルギー資源(石油や天然ガス等)や食料品の多くを海外からの輸入に頼っています。

資源を海外から仕入れ、日本で買うときに円安であると会社の利益が下がる恐れがあります。為替介入をすることで海外からより安くモノを仕入れる効果が期待できます。

 

しかし良くないことも考えられます!

                                  

アメリカはいい顔をしない可能性があります。

アメリカは今、すさまじいインフレに見舞われています。(物の値段がすごく上がっています)

アメリカはドルの価値を高め、物の値段を押さえようとしています。

為替介入で円買い、ドル売りをする日本に「自分の国の経済がかかっているんだ!為替介入をするなんて許せない!」と反発するだろうと思われます。

                       参考 YouTube 6月29日テレ東BIZ

今回の為替介入はアメリカの一定の理解は得られているようです。

                                   

米財務省の報道官は「日本銀行は外国為替市場に介入した」との声明を電子メールで配布。「最近高まっている円のボラティリティー(変動性)の抑制を狙った行動だとしており、われわれはそれを理解した」と説明した。”引用:Yahoo!NEWS 9月23日掲載分

そして、為替介入の効果はうすい、もしくは一時的と考えます

アメリカと日本はそもそも金融政策のスタンスが大きく違います。

アメリカはインフレをおさえるために金融引き締めをしており通貨の価値を高めようと動いています。

一方、日本はインフレをめざし、お金をたくさん刷って円の価値を下げよう(金融緩和)と動いています。

つまり、アメリカはドル高、日本は円安になってほしいと思い政策をしているので為替介入の効果はほとんど見込めないと思います。

もう一つ効果が一時的と考える点は、ドルを買うのは限界があるからです。

いざと言うときのために備えている外貨準備金があります。輸入代金の支払いや通貨危機、為替介入のために使われます。

財務省の発表によると9月末の外貨準備高は1兆2380億ドルであり8月末時点と比べると約4.2%減少しました。”参照:外貨準備等の状況(令和4年9月末現在):財務省

          

減少率は過去最大となったようです。外貨準備を使いきってよいわけではなく、将来への備えとして置いておかないといけません。

そして、外貨準備のほとんどがアメリカの国債と言われています。

大量のアメリカ国債を売ってしまうとアメリカの金利が高騰しさらに日米金利差が拡大し、ドル高円安に拍車がかかってしまう恐れがあります。

以上、為替介入にはメリット、デメリットがある点を理解いただけたでしょうか?

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【超簡単】為替介入するとどうなるか小学生でもわかりやすく解説してみた!まとめ

為替介入は、急激なドル高円安のスピードを弱める目的があります。

しかし、現状の為替介入で急激なドル高円安を阻止する効果は一時的で限界があると考えます。

アメリカと日本の金融スタンスの違いや、日本の貿易赤字が改善されるわけではないからです。改善されるには、アメリカの利上げ減速や日本銀行の金融緩和の見直しなど、もう少し踏み込んだ材料が必要ではないかと思います。

今後の政府の動きを見守っていきたいと思います。

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