【超簡単】スリランカ経済危機(破産)を小学生でも分かりやすく解説してみた!

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経済危機(破産)に直面しているスリランカ!

しかし、日本にはあまり馴染みのないスリランカの問題であり、詳しく知らない人も多いかと思います。

そこで今回はスリランカの経済危機(破産)のことを小学生でも分かりやすく解説してみました!

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最近のスリランカの時系列

まずはざっくりとした最近のスリランカを見てみましょう。

2014年:中国資本大規模都市開発事業「コロンボ・ポートシティ」の建設を開始

2019年:ラジャパクサ大統領就任

2020年:コロナが大流行

2022年3月:抗議デモが頻発

同年5月:デモ隊と政権支持者らが衝突

同年7月:国の「破産」を宣言

スリランカってどんな国?

スリランカは、日本からおよそ6500kmほど離れたインドの南にあって、島国で面積は九州のおおよそ2倍ほどです。

かつては、インド洋の真珠と言われるほどの自然豊かな国で人気の観光地でした。

昔の国名は「セイロン」で、有名な食べ物はセイロンティーやスリランカカレーなどがあります。

スリランカ経済危機(破産)とは分かりやすく解説

スリランカは今、独立以来の最悪の事態に直面しています。

それがお金がない」というものです。

その影響でものがないから薬もなくて、ガゾリンがないから車も動かせない、停電まで起きてしまっている始末。

国民は最低限の生活すら、ままならない状態です。

日本では考えられない状況ですね・・・。

スリランカ経済危機(破産)の原因①多額の債務

スリランカ経済危機(破産)の大きな原因として対中債務があります。

・対中債務

大きい国の中国からお金を借りていること。

スリランカは中国から巨額の資金を借り入れ、道路などの大型のインフラ開発を推進してきました。

・インフラ開発

生活を便利にするためのさまざまなこと。

これが財政を圧迫しています。

2014年には中国資本の大規模都市開発事業、「コロンボ・ポートシティ」の建設を開始しています。

総投資額は150億ドル(1兆9000億円)にのぼり、中国が主導する巨大経済圏構想、

「一帯一路」の一環として経済特区の整備も進んでいるという。

インフラ開発がうまくいけば債務を返せるという考えだったのかも・・・。

スリランカ経済危機(破産)の原因②税金の大幅カット

スリランカ経済危機(破産)の原因となっているのに政府の失策というものがあります。

2019年に就任したラジャパクサ大統領。

選挙の時の公約の一つとして税金の大幅カットを掲げていました。

とても聞こえのいい公約なので、圧勝して当選します。

しかし、税金の大幅カットをしたせいで国にお金が入らずに財政赤字になってしまいました。

財政赤字とは国に入ってくるお金よりも出ていくお金の方が多くなっていしまうことだよ

大幅にカットする前にこうなるって分かりそうですけどね。

スリランカ経済危機(破産)の原因③農業の無農薬化

ラジャパクサ大統領の公約はこれだけではありません。

農業の無農薬化です。

「無農薬化はいいこと」と考えがちですが、簡単なことではありません。

生産が難しくなってスリランカの看板商品であるセイロンティーの紅茶の葉っぱの収穫が激減し、お金(外貨)が減ってしまいました。

無農薬にしたら収穫が減るって分からなかったんですかね笑

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スリランカ経済危機(破産)の原因④コロナによる観光客の激減

新型コロナウィルスの影響で、スリランカの主要産業の一つで貴重な外貨獲得源である観光業が低迷していることも経済危機(破産)の原因です。

海外からスリランカの観光客の数は、2016年に200万人を突破。

それ以降も、インドやイギリスをはじめとして多くの国から観光客がスリランカを訪れていましたが、

新型コロナの影響で2020年は年間51万人にまで減ってしまいました。

約1/4まで減ったんですね・・・。

スリランカの経済危機(破産)の原因⑤ウクライナ侵攻

スリランカ経済危機(破産)は、ロシアのウクライナ侵攻も原因の一つとなっています。

新型コロナの影響でインドや西ヨーロッパからの観光客が途絶える中、スリランカ政府は2021年末、

ロシアやウクライナをターゲットに観光キャンペーンを実施。

それが功を奏し、2022年1月の観光客数は1位がロシア、3位がウクライナとなりましたが、

ウクライナ侵攻により、今後はそれも見込めない状態です。

最悪のタイミングでウクライナ侵攻があったんですね。

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【超簡単】スリランカ経済危機(破産)を小学生でも分かりやすく解説してみた!まとめ

いかがでしたか?

今回はスリランカ経済危機(破産)について解説してみました。

スリランカと同様に借金の多い国、日本。

スリランカがこれからどうなるかは、日本人なら気にしておかなくてはいけませんね!

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