【何した】日本アムウェイが業務停止命令になった理由!ねずみ講で空気清浄機？

消費者庁は2022年10月14日、日用品などの販売を手がける日本アムウェイに対し、

特定商取引法に基づき連鎖販売取引を6か月間業務停止命令を出したとして話題になっています。

日本アムウェイが業務停止命令になった理由として何をしたのか調べてみました。

「ねずみ講で空気清浄機？」という情報が出てきたのでその辺りも見ていきましょう。

日本アムウェイが業務停止命令

いわゆる「マルチ商法」で違法な勧誘などを行ったとして、消費者庁は日本アムウェイ合同会社に対し、6か月の取引停止命令を出しました。

消費者庁によりますと、日本アムウェイは

▼自社の名前を出さない勧誘

▼契約を結ぶ前に書面を交付しない

▼目的を告げずに誘った相手を自宅や事務所に連れ込んでの勧誘など

マルチ商法における違反が4つ確認されたとして、きょうから来年4月までの6か月間一部取引を停止するよう命令を出しました。

消費者庁が日本アムウェイに対して処分を出すのは初めてです。

今回の処分に対して、日本アムウェイは「厳粛に受け止め、コンプライアンスの更なる徹底などを通じて再発防止対策を講じてまいります」としています。

日本アムウェイは何した？

具体的に日本アムウェイの会員は何をしたのでしょうか？

同会員はSNSを通じてサークルのメンバーを募集し、応募してきた人物に勧誘であることを告げずに接触したという。

　会員が使う事務所に呼び出すと、バンドや音楽など趣味の話をしていくうちに、

「いろいろな楽器に触れたり、専門学校に通ったり、音楽をやり続けるには、もっとお金が必要なのではないか」などと切り出し、

「そうであればアムウェイをやってみないか」と突然、日本アムウェイの話を始めた。　

続けて、ホワイトボードを使いながら「自分がアムウェイのスポンサーを紹介すれば、どんどん自分に入るスポンサー料が増えていく」

「スポンサーにはランクがあって、人を集めていくとランクアップする」などと説明し、入会を迫った。

いわれるがままに会員登録をし、サプリメント、空気清浄機、浄水器を購入してしまった。

こういったことが多く見つかってしまいました。

ねずみ講で空気清浄機？

日本アムウェイについて世間の声を調べてみると

私、日本アムウェイの会員にねずみ講で空気清浄機買わされそうになった
— コシヅカ (@95wd77m0e6Je7oD) October 14, 2022

このような感じで「ねずみ講」という言葉が多く出てきました。

今回、日本アムウェイはマルチ商法が問題になったのであって、ねずみ講が問題になったわけではないです。

マルチ商法とねずみ講

では「マルチ商法」と「ねずみ講」はどう違うのでしょうか？

ねずみ講は明確な犯罪であるのに対し、マルチ商法はさまざまな規制を掛けられているものの、一応は合法です。
税理士法人タクト引用

ねずみ講は

紹介者が増えるほど自分が儲かる仕組みになっているため、ねずみ算と同じように、倍々ゲームで会員数が増えていくのです。

ピラミッドが小さい時期は、うまく回るかもしれませんが、人口は有限であることや入会を拒む人がいることを踏まえると、無限に会員が増え続けることはありません。

必ずいつかは破綻し、大勢の子会員以下に大きな経済的損失を与えます。
税理士法人タクト引用

こういうことになるからねずみ講は法律で禁止されてるんだね。

一方でマルチ商法は

マルチ商法とねずみ講の最大の違いは、販売する“商品”の有無になります。

ねずみ講では自分が勧誘して入会した人の会員費が自分や上のメンバーに分配されていくのに対し、マルチ商法は実際に会員が商品を販売して、売上を得ることで組織が成り立ちます。
税理士法人タクト引用

販売力があれば孫会員やひ孫会員でも先に入った会員を追い抜くことができるため、商品が流通している限り、健全に働くシステムであるという点が、違法と判断されない要因なんだね。

自分の身を守るには？

では、今回のようなマルチ商法から自分の身を守るにはどうしたらいいのでしょうか？

もし、目的を告げずに誘われ、後々マルチ商法だと判明した場合や、「絶対に儲かる」などの誘い文句で勧誘された場合などは、これらの禁止事項に抵触するため、全て違法と見なされます。

まずは相手の主張に疑問を持つことが重要です。
税理士法人タクト引用

怪しい勧誘をきっぱりと断る強い意思も大切だね！

“絶対に儲かる話”などは世の中に存在せず、そのような話を持ちかけてくる人は、最大限警戒する必要があります。
少しでも勧誘に強引さや違法性を感じたら、警察の相談窓口や国民生活センターなどに連絡しましょう。